薬膳の基礎を理論で学ぶ講座『気血水と陰陽五行で作る石けんとコスメ』②
土曜日はこちらの講座の対面クラスで
オンラインでのお振替の方がいらしたので
この回もハイブリッド型でした。
【気】【血】【水】の【水(津液 しんえき)】ですが
私達の体の中の
血液以外の液体と考えます。
消化液や鼻水、涙、髄液など
たくさんの【水】が私達の体を支えてくれています。
多過ぎるとむくみの原因になるし
少ないとほてりに繋がります。
そして【水】が体に溜まってしまうと
【気】も【血】も動かなくなってしまうので
いろいろな場所に悪い症状が出て来ます。
【気】【血】【水】
お互いのバランスが取れていない時
私達はそれを不調と感じます。
【水(津液)不足】の場合は
それを補えば良くて
食材は【陰虚】さんと同じ【補陰】の
モノです。
ただ汗をかくと
汗に変身した【水】と【気】が
出て行ってしまうと考えるので
長風呂とかサウナはNGかな。
足りなれば足す、補うなんですが
【水滞】と言って
【水】の巡りが悪くなると
今度はそれを流して
通りを良くすることが大切。
【水】は停滞している場所によって
症状が変わって来ます。
今日みたいにお天気が悪いと
体調が悪くなるのも
水の代謝が悪い
【水滞】さんの特徴です。
麦茶を温かいハトムギ茶に変えるだけでも
流れが良くなるかも。
私の薬膳茶は
ハトムギと黒豆がベースになっていて
これにその時の気候に合わせた
お茶をブレンドしています。
涼性のハトムギを
平性の黒豆で
穏やかに作用させるのが目的です。
今回、対面でお1人
トイレに行く回数の多い方が
いらっしゃいます。
自宅でお教室をしていた時も
そうだったのですが
そんな方がいらっしゃると
よっしゃ~、と思いますww
体の中の余分な水が
流れ出したと考えられるからです。
普通の石けん教室では
トイレの回数が多いと
恥ずかしいかも知れませんが
私のお教室ではそれはいいことなので
我慢しないでじゃんじゃん
流してくださいね。
【水滞】がもっと酷くなると
【痰湿】といって
体の中に湿気が溜まります。
この湿気はベトベトしていて
重たいイメージなので
湿気の多いこれからの季節が
苦手な方は
まず溜まる前には必ず
【水滞】の状態があるので
その時点でとにかく流しましょう。
【痰湿】になってしまうと今度は
まずベトベトした湿気を溶かしてからでないと
流せないのでちょっと大変
生活にも支障が出て来るかも。
そして【痰湿】の状態がもっと酷くなると
【湿熱】と言って
【水】が熱化します。
体の中に溜まった水たまり【痰湿】が
腐ってしまったのが【湿熱】
こんな感じです。
体の中に腐った水たまりがあるので
体から出て来る分泌物が臭ってきます。
ここまでくると本当にに大変で
まず腐った水を冷まして
(熱化しているので熱を取り除く)
それから溶かして流す
という
3ステップが必要になってきます。
果たしなく続く【湿】との戦い
マジむちゃくちゃ
むちゃくちゃ大変です。
私はヨーグルトの食べ過ぎで
この【湿熱】になったことがあります。
自分の汗やおりものが臭くて
びっくりしたんですが
11か月近く
小豆を食べ続けました。
甘くない小豆です
最初は美味しく感じていたけど
飽きるのも早い味ww
油っぽいものも控えていたので
魚も肉もほとんど食べなかった
よくお肉の油がと言う人がいるけれど
私は魚の油も相当だと思っています。
いやもう書いていたらキリがないのですが
とにかく辛かったです。
乳製品、白いお砂糖は
控えるに越したことはないです。
オンラインの皆さまは撮ったけど
対面の皆さまを忘れてしまったのね💦
石けんにはレモン汁を入れています
水分半量です。
全量で作ってもさっぱり感のある
良い石けんになりますよ
無農薬があれば
丸ごと柚子石けんみたいに
丸ごとレモン石けんも可能です
種にはペクチンもありますしね。
ハーフバッチだと余っちゃいますけど。
柑橘系は石けんにも使いやすい
素材ですよね。
この石けんはハーブパウダーだらけ
つまりは不鹸化物だらけの石けんなので
泡立ちを良くするために
ラウリン酸とミリスチン酸の多い
ムルムルバターを使っています。
普段は脂肪酸組成から
レシピを考えることはないのですが
たまにはね
知識をひけらかしてみるww
今月もご参加いただきまして
ありがとうございました。
来月は
座学も実習も少し大変かも💦
終わりのお時間に少し
余裕を持っていただけると助かります。
2023/05/29 12:41 | 薬膳を理論で学ぶ講座『気血水と陰陽五行で作る石けんとコスメ』 | Comment(0) Top
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